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ファーストフード店でアルバイトをしていた時のことです。
週末のお昼時は鬼のような忙しさで、レジはいつも長蛇の列ができていました。
店員が足りている時は、レジ打ちと商品を用意する者は別々なので楽なのですが、店員が不足している時は全て自分でしなければなりません。
時間ロスをすると、お客様の機嫌が悪くなったり舌打ちをされることもあり、こちらとしてはピリピリとした状態が3時間ほど続きました。
ある日、日曜日の忙しい時にもかかわらず店員の少ない時間帯がありました。
お昼時だったので、あとからあとからお客様が来られ、あっという間に長蛇の列ができてしまいました。
お店は、店内で召し上がることも出来ますしテイクアウトも出来ます。
店内があまり広くないため、テイクアウトされる方が多いのですが、その日は親子連れが何組が来られ、店内で召し上がることになりました。
皆さんお友達同士のようで、10人分のセットをいっぺんに注文されました。
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さらに、アイスコーヒー一つはガムシロップを入れて、一つにはガムシロップ二つ入れて、このジュースは氷を抜いて・・・という風にこと細かく言われたので少しパニックになりました
並ばれているお客様のことも考え、「ガムシロップなどは数を用意しますのでお席でお客様にしていただいても構いませんか?」とお願いしました。
するとその方は少しムッとして、子供達が暴れるのを止めるのに手が塞がって出来ないのよ!と言われてしまいました。
仕方がないので急いでガムシロップを入れたり、クリームを入れたり、氷を抜いたりして準備をすすめました。
その間にもどんどんレジには人が並びます。
焦りながらもなんとか準備し終えて席に持って行きました。
しかし、10分もしないうちにそのママさんの一人が目くじらを立ててこちらにやって来ました。
そしてオレンジジュースを差し出し、「なんなのこの味!」と怒鳴られました。
更にもう片方のアイスコーヒーを差し出されてこれガムシロップ入ってないわよ!と言われました。
私は確かに言われた通りの数をドリンクに混ぜたはずだったのですが、間違えてオレンジジュースにガムシロップを入れてしまっていたのです。
私は何度も謝罪して新しいドリンクをお渡ししました。
ファーストフード店でアルバイトをし始めて、これほどややこしいオーダーをされたのは初めてのことでした。
しかし、焦らなければ間違いは避けられたことです。
迅速に丁寧に、を心がけていましたが、それを機にお待たせしても丁寧に確実に、が私のモットーに変わりました。
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